2日間ノーボギーのキム・ハヌル 自身初の2週連続Vなるか?
2017/05/06 20:04
◇国内女子メジャー◇ワールドレディスサロンパスカップ 3日目(6日)◇茨城GC西コース(茨城県)◇6670yd(パー72)
大会2日目から36ホール、ボギーなしを続けている。この日は2バーディ「70」で回ったキム・ハヌル(韓国)が、通算6アンダーとして単独首位に浮上した。自身初となる2週連続優勝と、昨年の「LPGAツアー選手権リコーカップ」に続くメジャー(公式戦)2連勝のチャンスをつかんだ。
同じ韓国出身のど派手な“セクシー・クイーン”がデビューした今週。ツアー参戦3年目となる“スマイル・クイーン”が、より清楚に、親近感をもって見えるのは自然の摂理だろうか。「後半は風が強くて、距離感を合わせるのが難しかった」というムービングデーを、「ノーボギーだから満足しています」と爽やかな微笑で振り返った。
この日、フェアウェイを外したのは3回だけ。安定したショットは、今季初優勝となった前週から継続している。これまでは「優勝すると、興奮が続いて冷静にできなかった」と、優勝翌週の成績が悪かった。今週も初日は「74」と出遅れ。「集中力がなかったです」と苦笑いする出遅れを、2日目以降の36ホールで取り返した。
優勝スコアは「8、9アンダーくらい」だと想定している。あすはレキシー・トンプソン、川岸史果という飛ばし屋と同組で優勝を争うが、自身のプレーに集中することを課題とする。「飲み込まれないように、自分の距離で淡々とやっていきたい」と、1打のリードを守り抜くつもりだ。(茨城県つくばみらい市/今岡涼太)