シーズン後にパリジェンヌ?新婚テレサ・ルーはうれしい優勝副賞ゲット
2017/04/09 17:37
◇国内女子◇スタジオアリス女子オープン 最終日(9日)◇花屋敷GCよかわコース(兵庫県)◇6293yd(パー72)
昨年12月6日の結婚後、初めての優勝に喜びと安堵が入り混じった。首位と4打差の2位タイから出たテレサ・ルー(台湾)は前半3番(パー3)でホールインワンを決め、「68」をマーク。6つ年上で35歳の夫がロープの外から見守る中、後続に3打差をつける通算11アンダーで今季初勝利のゴールテープを切った。
国内ツアーでは自身初のホールインワンで弾みをつけ、「とにかく最後まで攻めた」と4バーディ(2ボギー)を重ねての逆転劇。「夢みたい。奇跡が起きました!」と充実感に浸った。
今季は開幕戦で予選落ちし、ショックを受けた。前週まで「調子は悪くなかった」というが、スコアに結びつかず今季5試合でトップ10入りはゼロだった。「結婚してから成績が悪くなるパターンについて(周囲から)ずっと言われてきたし、焦って力んでいるところもあった」と明かした。
もちろんプライベートでは幸せいっぱいで、夫の存在は何よりも心強い。「今まで遠征は1人だけだったけれど、今は相談できる相手がいる。選手じゃない人からの目線なので、考え方を広くできるようになった」と、ゴルフにプラスに働いているところもある。
ところで、今年1月7日に台湾で結婚式を挙げたが、新婚旅行の計画は立てていなかった。今大会の優勝副賞は、なんと東京とパリを往復するペア航空券。「ちょうど良かったです。それを使ってオフに!」。満面の笑顔を作った。(兵庫県三木市/塚田達也)