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イ・ボミが「忘れられない一打」の場所に帰ってきた!

◇国内女子◇ヨコハマタイヤPRGRレディス 事前情報(9日)◇土佐CC(高知)◇6228yd(パー72)

昨年プレーオフを制し、大会2勝目を挙げたイ・ボミ(韓国)がディフェンディングチャンピオンとして土佐CCに戻ってきた。今季初戦となった「ダイキンオーキッドレディス」を3位で終え、好調をキープして2戦目に挑む。

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昨年の最終日、最終18番ホールの第2打は、記憶に鮮明に残るスーパーショットだった。結果として、2年連続賞金女王を戴冠した強さを示す1打だったのかもしれない。1打ビハインドで迎え、プレーオフ進出にはバーディが必須という場面。ピンは前方の木にわずかにさえぎられ、ライはつま先上がりの危機的な状況だった。

イの持ち球はドローだが、清水重憲キャディのアドバイスに従い、低いスライスでピンを狙った。「左からの風も手伝ってくれて、キックも良かった」と、ピンそば20cmにピタリ。「あのときは2打目地点に行ったとき、すごくいいイメージができた」と、イ自身も「忘れられない一打になった」という。

この日プロアマ戦に出場したイは、清水キャディから「あの地点に行ってみよう」と声を掛けられ、赴いた。“遠い”グリーンを見て「なんであんなショットが打てたのかなって思った。やっぱり200点のショットだった」と振り返った。一方で「きょうはフェアウェイに打ちました」と、得意気に笑顔を見せた。

太平洋からの海風が吹きつける土佐CC。「連覇は難しい。少しでも(連覇の)チャンスに近づけるようにプレーするだけ。ちょっとしたミスでボギーになる。1個1個きっちりプレーしたい」。大会3勝目へ向け、コースとの好相性を再び証明する。(高知県香南市/糸井順子)

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