最終ホールでガッツパー! 東北高出身の木戸愛が初日3位
2016/09/23 18:39
◇国内女子◇ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープン 初日◇利府GC(宮城県)◇6551yd(パー72)
ティショットを右に曲げた最終18番(パー5)。木戸愛は、木の陰からの2打目をフェアウェイへ戻すことを余儀なくされた。4打目でようやくピン下3mへ。このパットを落ち着いてカップに沈めてパーを取ると、木戸はグッと拳を握りしめた。
「私にとっては、一打一打ベストを尽くせた良い一日」。首位と3打差の4アンダー3位で終えた初日を振り返った木戸。前半アウトは5バーディ、ノーボギーの「31」。ショットが乱れ始めた後半は、1バーディ、2ボギーの「37」と1つスコアを落としたが、それでも最後の1打までおろそかにせずに18ホールを終えたことが嬉しかった。
プロデビュー戦は2008年のこの大会。仙台市内にある東北高校出身で「毎年楽しみにしているし、思い入れの強い大会」と、“第2の地元”と呼ぶ大会でのモチベーションは高い。
今季7月に2戦続けて2位となったが、まだツアー2勝目には届いていない。「良い方向に向かっているけど、まだ安定性が足りていない。でも今は、反省と課題に前向きに取り組めています」。この日の最終18番は、明日へと続くパーになるか?(宮城県利府町/今岡涼太)