米国のシード争いが佳境 横峯さくらのモチベーション
2016/08/11 18:05
米国女子ツアーを主戦場にする横峯さくらが、12日に開幕する国内女子ツアー「NEC軽井沢72ゴルフトーナメント」に出場する。米ツアーが8月上旬からオープンウィークとあり、前週の「meijiカップ」から続く国内2連戦目。前日の11日はプロアマラウンドをプレーし、「先週からショットは良い。パットが大事になると思う」とグリーン上をポイントに挙げた。
前週の北海道大会に続き、今週も洋芝コースでの戦い。もともと洋芝には苦手意識があったが、「アメリカに参戦してからは洋芝ばかりなので、あまり抵抗はない」という。国内ツアー今季初戦となった前週は、最終日に「70」と伸ばしての14位フィニッシュ。米ツアー2年目に入った横峯にとって、洋芝での戦いはメリットも多そうだ。
その米ツアーでは、シーズンも終盤に差し掛かりながら賞金ランクは71位と苦戦中。この数カ月は調子が上向きつつあるが、「しっかり自信を持ってプレーできていない」と、2年連続のシード確保に向けてカットライン(同80位まで)が気に懸かる状況だ。
米ツアーのスケジュールには11試合が残されているが、約1カ月後から始まるアジアシリーズ(全6試合)は出場人数が絞られ、その出場可否は賞金ランクに委ねられる。横峯の目算は「50位くらいまで」。同シリーズまでには海外メジャー「ザ・エビアン選手権」を含めて3試合しかなく、シード確保への猶予はあまり残されていない。
それだけに、シード争いに弾みをつける上でも今週が持つ意味は小さくない。「スポット推薦を頂けていることは自信にもなるし、高いモチベーションも保てる。今週良いプレーをして、良い状態で向こうにいけるようにしたい」と、海の向こうで控える戦いを見据えた。(長野県軽井沢町/塚田達也)