「悔しさよりも良くやった」小祝さくら、史上初のアマ完全V逃す
2016/07/10 17:16
国内女子ツアー「ニッポンハムレディス」最終日、アマチュア史上初の完全優勝を狙った小祝さくら(18=飛鳥未来高3年)は「73」で、通算5アンダー8位に終わった。前半の連続ボギーで後退したが、後半に巻き返すなど意地を見せた。「悔しさはないです。良くやったなという方が強い」と晴れやかに語った。
最終日最終組で出ると、4番でバーディを先行した。同組の大江香織、2組前の成田美寿々が序盤伸ばし、単独首位にはならなかったが、堂々のプレーを披露した。バンカーに入れた5番、3パットの6番で連続ボギー。いったん、優勝戦線から離脱した。
後半の11番で1mにつけバーディ。続く12番でも約4mを決め、粘りを見せた。終盤に2つのボギーを叩いたが、ホールアウト後には大きな拍手が送られた。
「ベストアマチュア」を受賞。同年代でプロ1勝の勝みなみ(鹿児島高3年)を上回り「うれしいです」と笑顔を見せた。プロとの違いは「パットがうまいです。ここぞの場面で(プロは)違いました」と見上げた。
母・ひとみさん(36)も3日間、見守った。試合後「まだまだですよ。パターがね。でも(優勝争いを)楽しめました」と、笑顔で娘の健闘を称えた。(北海道北斗市/林洋平)