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首位タイ浮上も腑に落ちない 大江香織の尽きない不安

国内女子ツアー「ニッポンハムレディス」2日目、3打差を追って2位から出た大江香織が「70」で回り、アマチュアの小祝さくら(18=飛鳥未来高3年)らと通算6アンダーで並び、首位に上がった。快進撃を続けるアマチュアを止める急先鋒として期待されるが「(私が)うまくいきすぎている感じがする」と首を傾げた。

最終組で出ると、1番、2番でともに1.5mにつけて連続バーディと飛ばした。4番でティショットを右に曲げるミスでダブルボギーとし、貯金を吐き出したが、崩れなかった。その後の4つのロングホールで、3バーディと確実に伸ばした。今季は3月の「Tポイントレディス」で優勝後、7試合連続予選落ちなど不調だった。「やっとショットが良くなった」と少し胸を張った。

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最近は、左手親指の関節痛に悩んだ。「サントリーレディスオープン」から2試合を欠場。私生活でも影響が出た。靴を履くのも、車のサイドブレーキを引くにも苦労した。望まぬ休息期間には「暇だったので」と、700冊ほどそろえる漫画の読書に没頭。ゴルフは、練習場でたまにクラブを振るだけだった。久しぶりにラウンドしたのは今月3日。「79」と散々だった。不安を持って会場入りし、蓋を開ければこの順位。これが腑に落ちない理由だ。

この日も痛み止めを飲んで試合に臨む。まだ指ははれ、完治とはいかない。「ゴルフの難しさは知っているので」と、優勝の高望みはしていない。だが、この経験値こそプロの最大の強みだろう。(北海道北斗市/林洋平)

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2016年 ニッポンハムレディスクラシック



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