2016年 ダイキンオーキッドレディス

諸見里しのぶは予選落ち 休養突入でしばしの別れ

2016/03/04 18:48
諸見里しのぶは予選落ち。今後のツアー出場は未定で、長期の休養に入る

昨秋に休養宣言した諸見里しのぶは「ダイキンオーキッドレディス」2日目に「77」と落とし、通算7オーバーの71位タイでホールアウト。予選カットラインに3打届かず、決勝ラウンド進出はならなかった。肋軟骨の炎症のリハビリのため、休養に入る。

昨年12月に施したカテーテル治療の影響で、2月までクラブをほとんど握らず安静を優先した。肋軟骨付近の痛みは、今も改善の兆しは見えていない。ホステスプロとして迎えた大会に強行出場する形となったが、「きょうは朝から痛かった」と患部をかばいながらの予選ラウンド完走となった。

「体も、技術的にも調整ができていない中で、ベストなゴルフはできたと思う」と真っ直ぐな視線を前に向けた。一方で「今も(昨年の)シーズン中と同じ痛みがあるので、また別のアプローチをかけていきたい」と、治療の3カ月後から現れる見通しだった効果は感じられず、新たな治療法を探らなければならない苦悩も見せた。

今後のツアー出場は未定とし、「しばらくはリハビリになる」と休養優先の生活に戻る。メジャー3勝目を挙げた09年9月「日本女子プロ選手権」を最後に、長く遠ざかっている通算10勝目。「二ケタを獲らないとやめられないな、というのはある。そこが私の支えになっていますから」。まずは今秋のQT出場を見据え、静かに復帰のときを待つ。(沖縄県南城市/塚田達也)

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