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開幕戦で首位発進!松森彩夏の決意とは?

国内女子ツアー開幕戦「ダイキンオーキッドレディスゴルフトーナメント」が3日(木)、沖縄県南城市の琉球GCで始まった。松森彩夏が6バーディ、ノーボギーと自己ベストに並ぶ「66」をマークして首位発進。オフの5kg増量効果で絶好のスタートを決めた。

身長170cmで手足が長く、スラリとしたモデル体型。一昨年のファイナルQTで11位に入り、昨季は自己最多となる年間34試合に出場した。その間、2度の2位を記録するなど賞金ランク40位に入って初の賞金シードを獲得。7月には「全米女子オープン」にも出場した。

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だが、1年を通して過密日程を戦った結果、シーズン開幕当初53kgあった体重は50kgに減少した。「最後は(痩せた影響で)疲れも出て、ショットも乱れた」と振り返った。

「体力をつけるために決めた」とこのオフシーズンは体重増量を決意した。細身の体からは想像もつかないが、25人前の焼き肉を友達と2人でたいらげたこともある。「食べてもなかなか太らない体質なんです」とは、アスリートにとって嬉しいことばかりではない。

12月から1月半ばまで体作りに専念し、脂肪を増やさず筋肉量を増やすために、たんぱく質を摂取した。1日5食をとる日もあったという。とにかく量を食べようと母が作った料理を流し込んだ。

「飛ばすことが目的ではなかったのですが飛ぶようになった気がする」とプレー面にも好影響が出た。この日の18ホールでパーオン出来なかったのは3ホールのみ。体幹がしっかりし、安定感のあるショットを連発した。下半身を鍛え、パンツサイズも1ランク上になった。「あんまり体重のことは…」と恥ずかしそうに笑う21歳が開幕戦の主役に名乗りを上げた。(沖縄県南城市/林洋平)

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