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単独首位の鈴木愛 昨年の雪辱へ「明日が勝負」

大会2日目は6バーディ、ノーボギー。初日からの2日間で11バーディを奪って、ボギーは1つに抑えている。福島県にある五浦庭園CCで行われた「大王製紙エリエールレディスオープン」2日目を終え、通算10アンダーで首位に立つのは鈴木愛。昨年、2打差の単独首位で出た最終日に逆転負けを喫した大会で、雪辱へと突き進む。

「今年1年は、自分の中で気持ちが前向きにならないことが多かった。優勝争いをしても気持ちが乗っていかなかった」と鈴木は言う。「でも、やっと2日間良いゴルフができているし、チャンスも来ている。気持ち的にも乗っていけているし、今週が一番チャンスだと思う」と、淀みなく言葉を続けた。

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この日のプレーにも、満足度は「60点」と厳しい採点。その理由は、14番からの上がり5ホールで、すべて4m以内のチャンスにつけながら、1つもバーディを奪えなかったから。16番、18番では1mを決めきれなかった。

「16番で入らなくて、18番もインパクト前に雑音が気になって、カリカリしながら打ってしまった。あと4つ、5つ伸ばしてもおかしくなかったし、今日は10アンダーくらいで回れたと思う」。2位に2打差をつける単独首位だが、振り返ればいくつもの取りこぼしが浮かんできた。

徳島県出身の鈴木にとって、例年四国で開催されてきた今大会への思い入れは深い。アマチュア時代の2008年に、初めてプロの試合に出たのもこの大会だった。「エリエールっていうと四国のイメージだから、県が違う分(今年は福島県開催)、エリエールって感じではないんですけどね」と笑った鈴木。「でも、去年負けて悔しいし、今年は勝ちたい」ときっぱり言った。

「ショットの調子はいい。パットは読みづらいけど、しっかり読んで、その中で何回か決められたら、3つ、4つは簡単に伸ばせる。明日伸ばせれば、最終日に優勝できる。明日が勝負かなと思う」。自称スロースターターの鈴木にとって、4日間大会ということも追い風だ。(福島県いわき市/今岡涼太)

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2015年 大王製紙エリエールレディスオープン



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