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アマ新垣比菜が「100点」の初日 伸び盛りのパワーを実証

「きょうは100点だと思います」――。帽子のつばの雨しずくを払いながら、新垣比菜(沖縄・興南高2年)の顔から大きな笑顔がこぼれた。石川県の片山津GCで開催されている「日本女子オープンゴルフ選手権競技」初日。120人中7人しかいなかったアンダーパーの1人にアマチュアの新垣が3バーディ2ボギーで名を連ね、首位と3打差の1アンダー4位でスタートした。

気まぐれな突風がコースの木々を揺らし始めた午前11時18分、コンディションの厳しい午後組でのティオフだった。沖縄で生まれ、ジュニア時代から“琉球の風”に鍛えられた16歳は、多少の風はものともしない。ティショットを左のフェアウェイバンカーに入れた後半の14番(パー5)は、第3打でピンまで160ydが残り、「砲台グリーンだし、右からややアゲンストの風」というピンチだったが、「パーでいい」と割り切った一打がピン1.5mに付き、バーディを奪った。

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この日午後組でラウンドした選手の中でアンダーパーをマークしたのは新垣と、昨年の賞金女王アン・ソンジュ(韓国)だけ。「風が強くて難しい状況の中で、アンダーパーでまわれたのは完璧だった。1打1打集中して良いゴルフができた」と、満点をつけた自己評価の理由を説明した。

今年8月には1988年のツアー制度施行以降、アマチュア初の3週連続トップ10入りを記録するなど、今季はツアーの舞台でプロ顔負けの上位争いを演じている。この間、身長は2cm伸びた。昨冬から取り組んできた飛距離アップが身を結び、「インパクトでフェースに乗る時間が長くなったことで、飛距離も伸びた」という。

およそ10yd伸びた飛距離アップは、今週最長のミドルホール18番(423yd/パー4)でも証明。残り215ydを3Wで放った第2打は、雨風を貫いてパーオンに成功した。伸び盛りの16歳が力を試す。世界ランクトップ10の強豪も出場する大会は、願ってもない舞台となりそうだ。(石川県加賀市/糸井順子)

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2015年 日本女子オープンゴルフ選手権競技



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