新記録を目前にし、夫でキャディの広樹さんに感謝の言葉を贈った表純子

プロ20年目の表純子が、国内女子ツアーの記録に金字塔を打ち立てる。25日（木）に開幕する「アース・モンダミンカップ」初日に1打目を打てば、2011年から続く連続出場試合数が「155試合」に達し、北田瑠衣が08年から13年にかけて樹立した「154試合」を更新。前週「ニチレイレディス」開幕前に痛めた右足も「先週に比べれば大丈夫」と軽めのケアで済ませており、初日を無事に迎えられる見通しだ。

「みんなにスゴイ、スゴイと言われて、やっと実感が湧いてきました。今週も完走します」。大記録の達成を前に、元気いっぱいの笑顔で心境を明かした。

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LPGAでは、今堀りつが82年から95年にかけて達成した「426試合」を公式記録としているが、これは今堀が出場資格を持たない試合を除いたもの。表や北田の記録は、出場人数が絞られた「日本女子オープン」や最終戦「リコーカップ」（賞金ランク上位25人など）を含めた全試合を対象としている。

「ゴルフだけやっていればいい環境にしてくれているので、ありがたいです」と感謝するのは、結婚後の02年からキャディを務める夫・広樹さんに対してだ。

妻の言葉を受けて「そう言ってもらえると嬉しい。忍耐強さや、あきらめないプレースタイルは尊敬できるし、すごいと思います」と微笑んだ広樹さん。日頃から「ストレスを与えないように」することを心掛け、「僕はゴルフができないから、それ以外のところでサポートしている」と、生活面では炊事から洗濯までの家事全般をこなしているという。

初日のホールアウト後は、記録更新を祝してセレモニーが行われる予定だ。（千葉県袖ケ浦市／塚田達也）