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腰痛で今季2度欠場の香妻琴乃 復調への苦悶

7日(木)に開幕する国内女子ツアーの今季メジャー初戦「ワールドレディスサロンパスカップ」は、2年連続3回目の出場となる香妻琴乃にとって、今季前半戦での復調を占う試金石の大会となりそうだ。前週の「サイバーエージェント レディス」は腰痛により欠場。第2戦の「ヨコハマタイヤPRGRレディスカップ」でも同様に欠場しており、昨季後半戦の勢いが失われつつある。

予定外だった1週間の静養を挟んで、国内メジャー初戦に出場する香妻は6日(水)、「少し痛みがある」という状態ながら、9ホールの練習ラウンドでコースのチェックを終え、大会に備えた。過去2回の欠場は、いずれも痛みに耐えかねて開幕直前になって判断していただけに、ともかく明るい表情で最終調整を終えられたことは、心配するファンも一安心だろう。

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深刻な腰痛は、昨年10月「日本女子オープン」の練習ラウンドから発症したという。「疲労がたまって、徐々にという感じ」で、強まっていた痛みは年を挟んでも完治しなかった。痛みがある状態は慢性化し、現在は、マッサージや超音波による治療、体に負荷をかけた状態で静止ポーズを取る『スタビライゼーション』によるトレーニングで改善を図っているという。

昨季はプレーオフに敗れての2位が2回で、いつ優勝してもおかしくない若手の1人としてブレークした。本人も期待して臨んだ2015年シーズン序盤は、ここまで出場6試合で予選落ち3回、最高順位は「KKTバンテリンレディス」の31位。

腰痛が原因には違いないが、本人は「腰痛のケアとトレーニングで1時間ほどを費やして試合に臨む毎日のルーティンに、まだ体や感覚が馴染んでいない」こともプレーに精彩を欠く理由に挙げた。

「練習量も足りていない気がするし、まだ試合に集中し切れていない感じがする。痛みもあったり、まだ“試合”という感覚でできていない。今週はしっかり集中して、自分のゴルフをしていきたいです」

まずは、ティグラウンドに上がる前の試合感覚を取り戻すこと。開幕から10戦目を数える前半戦の山場で、注目の23歳は復調のきっかけをつかむためもがく覚悟だ。(茨城県つくばみらい市/塚田達也)

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2015年 ワールドレディスサロンパスカップ



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