2014年 富士通レディース

宮里藍、新ドライバーを手に5カ月ぶり日本参戦 米ツアー今季終盤戦は?

2014/10/16 19:07
結果を気にせず、試合を楽しみたいと話す宮里藍

明日17日(金)開幕の国内女子ツアー「富士通レディース」に、2009年以来5年ぶりの出場を果たす宮里藍。今週は新しいドライバーを手に、15日(水)の指定練習日は雨の中を18ホールラウンドし、大会前日の16日(木)にはプロアマ戦に出場した。

「昨日は新しいのと今までのを打ち比べましたが、雨だったので・・・。でも、新しい方が飛んでいるなっていう感触はあります」

これまで使用していた「ブリヂストン ツアーステージ X-DRIVE GR」の信頼度が高く、新しいクラブに切り替えるタイミングを躊躇していたという宮里だが、シャフトの長さを45.75インチから46.25インチに変更した同社製の「J715 B3ドライバー」を試したところ飛距離が安定して伸びている手応えを実感。明日の大会初日から使用することを決めた。

主戦場の米国ツアーでは、賞金ランキング89位(10月12日現在)と低迷中。10月以降のシーズン終盤戦は出場人数が絞られており、エントリーが困難な状態にある。その間を利用して今週は一時帰国しているが、10月30日開幕の「LPGA台湾選手権」にはスポンサー推薦で出場することが決まっている。

「LPGA台湾選手権」は予選カットがなく、スポンサー推薦で出場した選手には獲得賞金がランキングに加算されないが、各大会で上位3位に入れば出場資格が得られる最終戦「CMEグループ・ツアー選手権」(11月20日開幕)に立つ望みは残されている。昨年は、胃痛で途中棄権した舞台だ。

なお、宮里は今季を賞金シード圏外(80位以内)で終えても、過去4年間の複数回優勝者(2012年に2勝)により、来季の出場資格は確保している。

「今週も含め、結果は二の次。自分のプレーを純粋に楽しめるかですかね。自分の中で結果を求めるあまり、プロセスが雑、おろそかになっていたので」。今季の戦いぶりをそう振り返る宮里は「明日はさくら(横峯さくら)と日本で久しぶりに一緒にラウンドするので楽しみたい」と、まずは今季5カ月ぶりとなる国内2戦目に平常心で挑む。(千葉県千葉市/本橋英治)

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