2014年 ワールドレディスサロンパスカップ

勝みなみ 自ら重圧背負い込み後半に4連続ボギー

2014/05/10 19:20
前日にビッグスコアを出した勝は、後半にボギーを連発して後退した

茨城県の茨城GC西コースで開催中の国内女子メジャー「ワールドレディスサロンパスカップ」3日目。3オーバーの35位で決勝ラウンドにコマを進めたアマチュアの勝みなみは3バーディ、6ボギーの「75」とスコアを落とし、通算6オーバーの51位タイに後退した。

メジャー史上アマチュア最少の「65」をマークした前日の興奮冷めやらぬ土曜日。第3ラウンドをアウトスタートの最初の組でプレーした勝は、出だし1番でいきなり2メートル強を沈めてバーディ発進。残し続けた1メートル強のパーパットも、恐れることなくカップにぶち込んでいき、2ストローク伸ばした前半は連日のビッグスコアを予感させた。

突如流れが下向きに傾いたのが、後半12番(パー5)。第2打を左サイドに引っ掛け、上空に競りだした木が気になった3打目は4番アイアンで転がしたが、グリーンに届かずボギーを叩いた。すると突如ボギーがつながり、結局4連続を叩いて後退。

「気持ち的にそわそわしてしまった。前半を2アンダーで回れていたから、後半はスコアを落とさないように、攻めるけどボギーを打たないようにと思っていたのに『入れなきゃ、乗せなきゃ』って、気持ちが先走ってしまった」。上位の背中は遠く、小さくなり「本当にもったいない。後半に粘れずに落としてしまって悔しい」とガックリ。さらに1万人の来場があったギャラリーに対しても「応援して頂いた方に申し訳ない」と言葉を絞り出した。

それでも、15歳はめげなかった。その天真爛漫さが、タフさにつながっている。「今日は今日。明日は明日。明日頑張ればいい。毎日、毎日気持ちが違うから、楽しい。それが好きでゴルフをやっているんです」。最終日も大観衆が、スーパー高校1年生のプレーを楽しみにしている。(茨城県つくばみらい市/桂川洋一)

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