2014年 アクサレディス in MIYAZAKI

渡邉彩香が進化!? 新しい飛ばし屋のカタチ

2014/03/28 18:12
アプローチに自信!の渡邉が6アンダー、単独首位の好スタートを切った

宮崎県にあるUMKCCで開幕した国内女子ツアー第4戦「アクサレディスin MIYAZAKI」の初日、7バーディ、1ボギーの「66」でラウンドした渡邉彩香が、単独首位の好スタートを切った。

平均飛距離270ヤード。身長172センチの恵まれた体格でツアー屈指の飛ばし屋として知られる渡邉は、この日もスタートホールのパー5から早々に持ち味を見せた。「ロングホールはうまくいけば(バーディを)狙える」という狙い通り、残り230ヤードを3番ウッドでグリーン手前に運び、難なくバーディを奪取。8番(パー5)でも2オン2パットのバーディを奪い、前半から3つのバーディでスコアボードの上位に名を連ねた。

後半でも2つのパー5(10番、18番)で、確実にチャンスにつけバーディ。トータル7つのバーディを量産した。このバーディ量産には、昨年よりも確実に自信を持って臨めているアプローチショットの後押しがある。「グリーンを外してもパーで凌げている。だからショットで積極的に攻められるようになった」。

ダイナミックで思い切りの良いスイングが生み出す飛距離。先週の「Tポイントレディス」、先々週の「ヨコハマタイヤPRGRレディスカップ」のコースはフェアウェイが狭く、より精度の高いショットが要求されるだけに、渡邉にとってはストレスも大きかった。「今週は思い切って行こうと思った」という言葉通り、フェアウェイが広くラフも短いコースを悠々と渡り歩き、上達中というアプローチと最高のマッチングを見せた。

昨シーズン終盤からの好調を維持し、初優勝への意識もより強いものへと変化している。飛距離と小技が噛み合えば、それは新しい飛ばし屋の“進化のカタチ”と言えるだろう。(宮崎県宮崎市/糸井順子)

2014年 アクサレディス in MIYAZAKI