原江里菜は6年ぶりの復活Vならず・・・森田理香子に完敗
2014/03/23 19:37
佐賀県の若木GCで開催された「Tポイントレディスゴルフトーナメント」最終日。首位の森田理香子から1打差でスタートした原江里菜は2バーディ、2ボギー、1ダブルボギーの「74」とスコアを落とし、通算4アンダーの2位で終戦。2008年「NEC軽井沢NECゴルフトーナメント」以来となる6年ぶりの復活優勝はならなかった。
同じ最終組を回る森田が6番でボギーを叩き、一時は首位に並んだ。しかし、7番で再び1打のリードを奪われると、8番(パー5)で4オン3パットを叩き、勝機を逸する痛恨のダブルボギー。以降は森田に迫ることも叶わず、最終的に4打差に放された。
「パットがなかなか入らず、先にダボが来てしまった。前半はあまり積極的なプレーができず、そこは直すべきだと思う」。パットが復調した後半は13番、14番(パー5)で連続バーディを奪ったが、森田に同じ2ホールでバーディを奪い返され、反撃の気勢を完全に削がれた。「理香子も後半はパットが良くなっていた。そこが理香子のすごいところ」。原も、完敗を認めるしかなかった。
その中でも、近づきつつある優勝の気配は自身も感じるところ。「早いうちにトップ10に入れたし、最終組も経験できた。次に活かせるように、“ただの2位”に終わらないように頑張りたい」。悔しさを堪えるように、静かな口調で前を向いた。(佐賀県武雄市/塚田達也)