2014年 Tポイントレディス

3日間で僅か3人 アマ・永井花奈と諸見里しのぶが価値あるノーボギー

2014/03/23 18:56
並み居るプロの中で価値あるノーボギー。上位で終えたアマチュアの永井花奈

佐賀県の若木GCで開催された国内女子ツアー「Tポイントレディスゴルフトーナメント」は、アンジュレーションが強い大きなグリーンと、狙いどころが狭いホールが続く難コースに、予選ラウンド2日間でノーボギーを記録したのはナ・ダエ1人のみ。最終日もノーボギーで抑えたのはアマチュアの永井花奈(日出高等学校1年)と諸見里しのぶだけとなり、ともに浮上を遂げる有終のフィニッシュを飾った。

1オーバーの15位タイから出た永井は、6番(パー3)でピンそば20センチに絡め、7番(パー5)では6メートルを沈める連続バーディ。少ないチャンスを決めての2バーディ、ノーボギーで通算1アンダー10位タイに浮上し、上位でベストアマチュアに輝いた。

「(前半)2番で3メートルのパーパットが入って波に乗れた。ショットも安定していたし、微妙なパットを入れられたことが良かったと思う」と、プロツアーでは初めてという、難コースで記録した快心のノーボギーラウンドを振り返った。

そして、41位タイで辛くも決勝ラウンドに進んだ上諸見里は、3バーディ、ノーボギーの「69」。実に、昨年6月の「アース・モンダミンカップ」初日に記録して以来の60台となり、通算1オーバー17位タイにジャンプアップした。

「アップダウンがすごいのでティショットやセカンドの距離感が、グリーンも大きいのでパターや小技も求められるタイトなコース」と、自身も難しさを訴えるコースで記録した価値ある好ラウンドに、「(ゴルフの状態が)自分の中ですごく良くなっているし、確信は高くなっている」と満足げだ。先週の「PRGRレディス」では、昨年9月以来、10試合ぶりに予選突破。一時期のどん底から抜け出す希望の光は、確実に見え始めている。(佐賀県武雄市/塚田達也)

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