シード権を喪失した斉藤愛璃がツアーフル参戦の切符をつかめるか

2012年のシーズン開幕戦でツアー初優勝を果たした斉藤愛璃は、翌13年シーズンを賞金ランキング89位で終え、シード権を喪失した。そして、3日（火）から行われている来年度のツアー出場優先順位を争うファイナルクオリファイングトーナメント（QT）に回っている。

4日間72ホールのストロークプレーで上位40位以内に入れば、来季レギュラーツアーの大半に出場することが可能となる。3日目を通算5オーバーの39位タイで迎えた斉藤は、4バーディ、1ボギーの「69」でラウンドし、通算2オーバーの21位タイまで浮上してきた。

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初日はイーブンパーにまとめたが、2日目に「77」をたたいたことに「昨日は自分の中でワーストといっていいぐらい悪いところが出てしまいました」と振り返り、「今日は気持ちを切り替えて迎えることができたので、初日の感覚を取り戻せました」と笑顔でホールアウトした。

この調子で最終日もスコアを伸ばせば、確実に来季の出場資格を掴むことになる。「明日は自宅で美味しくケーキを食べたいです」。最終日の明日12月6日は、斉藤の24回目の誕生日となる。

今週の会場となっている葛城ゴルフ倶楽部では、4月開催の「ヤマハレディースオープン葛城」で2年連続で決勝ラウンドに進出。「4月に比べたら難易度は高くないですが、油断はできないので、さらに気合いを入れて臨みます」と、上位突破で自らの誕生日を祝うつもりだ。（静岡県袋井市／本橋英治）