2013年 伊藤園レディスゴルフトーナメント

20歳の渡邉彩香、サンデーバック9に照準

2013/11/16 18:07
4週前の自己ベストフィニッシュ、2位更新に挑む渡邉彩香

最終日が雨のために中止となった4週間前の「富士通レディス」では、渡邉彩香が最終組からツアー初優勝に挑むチャンスは幻となった。だが、今週の「伊藤園レディスゴルフトーナメント」で、すぐに同じチャンスが巡ってきた。

初日を「69」で終えた渡邉は、2日目も5番(パー5)で残り210ヤードを3Iで5メートルにつけてイーグルを奪うなど、「68」とスコアを伸ばした。通算7アンダーとした渡邉は、佐伯三貴大山志保と並ぶ首位タイに浮上。明日は同スコアの3人が最終組だ。

飛距離を武器にする渡邉は、この日イーグルにつながった3Iを「高校から5年間使っていて、なかなか外せないクラブ」と愛用している。女子プロの中でロングアイアンを使う選手は少ないが、風に対して弾道を抑えることができ、長年使い込んで手に馴染んだ1本は渡邉の頼もしい相棒だ。

明日の最終日へ向け、20歳の渡邉が警戒するのは入れ込みすぎてしまうこと。この日もバーディの欲しい15番(パー5)で、ファーストパットを打ちすぎてしまい3パットのボギーにした。「あまり意気込みすぎると良くない。前半は無理せず、のんびり入って、後半にいければいい」と、明日はサンデーバック9に勝負をかける。(千葉県長南町/今岡涼太)

2013年 伊藤園レディスゴルフトーナメント