2013年 伊藤園レディスゴルフトーナメント

首位と1打差のさくら 賞金トップ浮上も視野

2013/11/16 17:13
首位と1打差につける横峯さくら。優勝も、逆転女王にも絶好の位置だ

秋晴れの青空に恵まれた「伊藤園レディスゴルフトーナメント」2日目、2アンダーからスタートした横峯さくらは、5バーディ1ボギーの「68」で回って通算6アンダーとし、首位と1打差の4位タイまで浮上。逆転優勝を視野に入れるとともに、2日目を終えて18位タイにつける賞金ランキングトップの森田理香子との差、約276万円も一気に逆転する可能性が見えてきた。

「ショットが良くて、チャンスも多かった」とこの日のラウンドを振り返った横峯。序盤から2パットパーが続き、最初のバーディを5番(パー5)で奪った。昨日1つもバーディを奪えなかったパー5で勢いをつかむと、その後も13番、15番と2つのパー5でいずれも3打目を1メートル以内に絡めてバーディ奪取。「獲りたいと思うと“OKライン”を上げることになるので、チャンスにつけて入ったら良しと考えた」と、巧みな自己肯定でメンタルをコントロールした。

緊張しても否定せず、そのまま受け入れるのが今季から本格的に取り組んでいる横峯流のメンタル術。「緊張するのは悪いことと思っていたけど、今は焦ることもなく、緊張してもいいと受け入れられている。その経験値も貯まってきている」と、歴代賞金女王は余裕をみせる。

最終日を横峯が7位以上でフィニッシュした場合、森田の順位次第では賞金トップに躍り出る可能性がある。(千葉県長南町/今岡涼太)

2013年 伊藤園レディスゴルフトーナメント