2013年 樋口久子 森永製菓ウイダーレディス

森田理香子、エースパターで仕切り直し

2013/10/31 17:53
今季3勝を果たしたエースパターに戻し、4勝目を目指す森田理香子

国内女子ツアーの今季開幕戦を制して以降、6月までに3勝を果たし賞金ランキングで1位の座を守り続ける森田理香子。初の賞金女王獲得にむけてツアーを牽引してきたが、先週3勝目を挙げた横峯さくらが、その背後に380万円差まで詰め寄り、危機感が高まる中で11月1日開幕の「樋口久子 森永製菓ウィダーレディス2013」を迎えている。

「このコースはあまり成績をだせていないので・・・」。横峯との差を再び突き放したいところだが、過去の印象はあまり良くない。それでも、「去年よりは、自分の技術も上がっているし、ティグラウンドでのコースの見え方もだいぶ変わっている。また新しい自分で良い結果が出ると思う」と一生懸命に前を向いた。

コースの見え方は「昨年までは狙いを定めにくいホールもあったが、打ち方とかでイメージがだいぶ変わりました。なにより、昨年よりティショットが曲がらなくなったのは大きいですね」と、ドライバーショットの精度を上げてきた成果を要因に挙げた。「新しい自分」として意識しているのはショットだけではない。

大会前日のプロアマ戦に出場した31日は、ラウンド後に表彰式までの40分間、そして表彰式後も日が暮れるまで、延々とパッティング練習に時間を割いた。「先週からエースパターに戻したんです。やっぱり、これだなって感じですね。だいぶイメージも出てきました」と、ピンの「スコッツデール パター シェイ」で感触を確かめるように練習を重ねた。

9月の「日本女子プロゴルフ選手権大会コニカミノルタ杯」から6試合は、違うパターで試合に出ていたが、今季3勝を挙げたパターに戻したことで、再び新鮮な感覚を取り戻しつつある。ゴルフの調子自体は「良いですね」と話す森田にとって、4勝目をつかむためにはエースパターの存在が大きそうだ。(千葉県市原市/本橋英治)

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