2013年 サントリーレディスオープンゴルフトーナメント

復帰戦のアン・ソンジュ 胃痛も治って2位タイ発進

2013/06/13 19:41
約1ヶ月ぶりの参戦となったアン・ソンジュ。離脱の原因となっていた胃痛も順調に回復の様子

兵庫県の六甲国際ゴルフ倶楽部で13日(木)、国内女子ツアー「サントリーレディスオープンゴルフトーナメント」が開幕。4試合ぶりの参戦となるアン・ソンジュ(韓国)が6バーディ、ノーボギーの「67」で回り、6アンダーは首位に2打差の2位タイ。一昨年大会の優勝者が、絶好のスタートを切った。

「3週間ほど休んでいたので、感覚がもどっていないかな?という感じもあった」というアン。「今日は、練習をするように」とスコアへのこだわりは捨てながら、ショットもパットも“ゆっくり”のリズムを心がけた。「それが良い成績に繋がったと思う」と、無欲が生んだ好スコア。とりわけパットが冴え、後半4番、さらに最終9番では6メートルのバーディトライをねじ込んだ。

ほぼ一ヶ月に渡るツアー離脱は、胃の痛みからくる体調不良によるもの。その違和感は今シーズンの開幕戦からあったという。「ゴルフのストレスかな、とも思っていた」という原因はしかし、医師から予想外の診断がくだされた。「食べるものに気をつけなさい、と言われました。6週間くらい気をつけていれば良くなるよって。体に合わないものを食べ過ぎていたみたいです」。

以降は、かなり厳しい食事制限を強いられている。「生姜などの辛いものはダメ。あとは鶏肉、オレンジ、リンゴもダメ」。日常的に食べている韓国料理も、現在はごま油を抜いたものに限られているという。「全部、私が好きなものなんです・・・」と悲しそうな表情を浮かべるアンだが、その甲斐あって胃痛は徐々に改善。その順調な回復ぶりは、復帰戦となったこの日のスコアが物語っている。(兵庫県神戸市/塚田達也)

2013年 サントリーレディスオープンゴルフトーナメント