上下ピンクの笠りつ子が3位タイに食い込む
2013/03/10 16:29
今季から本間ゴルフと用品契約を結んだ笠りつ子が、開幕戦「ダイキンオーキッドレディス」で早々に結果を出した。大会3日間、日に日にスコアを伸ばし、最終日は5アンダーの「67」。通算10アンダーをマークして3位タイに食い込んだ。
オフシーズンに調整を行ってきたドライバーは「問題ないですね」と合格点を出す。しかし、アイアンについては「実戦だと縦の距離感を合わせるのが難しくなりますね。でも、まだ始まったばかりですから」と、距離感の調整を図りながらのラウンドとなった。
最終18番パー5はイーグルを奪えば、その時点での首位を捕らえられる状況だったが、2オンできず、3打目はピン手前5メートルに止まり、バーディパットも決めることが出来なかった。「獲りたかったけど、まあいいです。これが今の私」と自分に言い聞かせるようにつぶやく。
この日は上下ピンク色のウェアに身を包んだ笠は「やっぱ、恥ずかしいですね。朝から食堂でみんなに見られていたし、いままでは上下セットで渡されても、自分なりにアレンジして。今日みたいに上がピンクなら下は白とか黒にしていました。でも、目立つことも大事なんですよね」と周囲に同意を求める。
「今季は何勝とか目標は定めていませんが、古閑先輩からもそろそろ獲らなきゃだめだよって言われてしまったし・・・」。古閑美保からは、メジャータイトルや賞金女王獲得を目指すように諭された。昨年は1勝を挙げて賞金ランキングは12位。ツアーの中心選手として活躍をしていくためには、多くのファンに覚えてもらい注目を浴びることも必要だと笠自身も把握している。少しぐらい派手なウエアで恥ずかしがっている場合ではなさそうだ。(沖縄県南城市/本橋英治)