2012年 LPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ

佐伯三貴、コースレコード「65」で3位に急浮上

2012/11/25 18:54
コースレコードに並ぶ「65」を叩きだし、3位への急浮上を遂げた佐伯三貴

宮崎県の宮崎カントリークラブで開催された、国内女子ツアー最終戦「LPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ」の最終日。15位タイからスタートした佐伯三貴が8バーディ、1ボギー、コースレコードに並ぶ「65」をマーク。通算7アンダー単独3位への急浮上を果たし、「最高ですね」という会心のプレーでシーズンを締めくくった。

最終組の7組前から、リーダーズボードを駆け上がった。「ショットが良かった」と前半3番でバーディを先行させると、6番から後半10番まで、1m、2m、5m、1.5m、4mと次々とピンに絡めて5連続バーディ。さらに12番でもチャンスを決めて、この時点で首位に1打差にまで肉薄した。

しかし、「伸ばしている中でのミスは私の悪い癖」という14番のティショットのミスによりボギー。10打差をひっくり返す大逆転は叶わなかったが、17番で8個目のバーディを奪うなど最後まで見せ場を作った。

今季は自身初となる複数優勝を遂げ、賞金ランキングも自己最高位となる5位。「自分にとって成長できたと実感できたし、足りないことも分かった年でした」と、充実の1年を総括した。「今年は2勝できたので、来年は3勝を目指して頑張りたい」。この日の驚異的な猛チャージを、来年の更なる飛躍への布石にする。(宮崎県宮崎市/塚田達也)

2012年 LPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ