申智愛、過密スケジュールの疲れがショットに影響

国内女子ツアー「スタジオアリス女子オープン」初日、今シーズンは米国女子ツアーを主戦場とし、今週はスポット参戦している申智愛が2オーバーの18位タイ発進。スコア的にはまずまずの滑り出しだが、後半にボギーを重ねる展開は“らしさ”を感じさせない内容だった。

前週は米国女子ツアーのメジャー初戦「クラフトナビスコ選手権」に出場する過密スケジュール。開催前には「若いから大丈夫です」と気丈に話していたが、この日の後半から「疲れが出てしまった」と、アイアンショットが乱れてスコアを崩す引き金となった。「（自分と同じ）米国から帰ってきた選手が何人もいるのに言い訳に聞こえるかもしれないけど、夜中に起きてしまうしグッスリ眠れない」と、やはり体力的なハンデは隠せなかった様子。重ねて、アップダウンの激しいコースに蓄積された疲労が一気に表面化したようだ。

「今シーズンで日本での初めての試合だし、優勝よりも10位以内に入れれば」と少々弱気な言葉も口にしたが、6日現在、米国女子ツアーで賞金ランクトップを走る申。まだ首位とは5打差、優勝候補筆頭の存在であることには変わりない。