斉藤は52位、プレーペースの急変に対応できず失速
2012/08/24 20:51
北海道の桂GCで24日(金)、国内女子ツアー「ニトリレディスゴルフトーナメント」が開幕。先週の「CAT Ladies」では首位に1打差で最終日を迎えるなど、開幕戦の優勝に次ぐ7位タイの好成績を収めた斉藤愛璃は、序盤はその好調な余韻を漂わせるプレーを見せていた。
「調子は先週からそんなに変わっていない」と、前半の13番、さらに14番(パー5)と連続バーディを奪う絶好のスタート。しかし、その直後から思わぬ要因でリズムが乱れ始めた。それまでは前の組とは詰まりぎみの流れで競技は進行していたが、急にペースが速まり前が空き始めたことで「ずっと走りっぱなしだった。他の人も同じだから仕方がないけど、ペースが崩れてしまった」。
その後はリズムの崩れと平行して流れも傾き、16番、18番とボギーを重ねて折り返し。後半アウトも3番でボギーが先行、その後も「ラインが難しいところが多かった」とグリーン上でチャンスを逃し続け、2バーディ、3ボギーの「73」でホールアウト。1オーバーの52位タイと、予選カットライン上で初日を終えた。
プレーペースが急に変わったことで流れを失ったが、しかし、これも1つの経験。「これからは速いペースにも慣れていかないといけませんね」と、想定されるあらゆるプレー環境に慣れる必要性を受け止めていた。「ゴルフ的には良い状態だと思います」と、本質的なプレー内容に不安はない。上位は混戦模様、2日目の巻き返し次第ではジャンプアップも望める位置。先週の好調を、やすやすと無駄にはしない。(北海道苫小牧市/塚田達也)