「サマンサタバサレディース」終了時点での賞金ランク上位5名に付与される「全英」出場権。同22位の原江里菜まで資格は繰り下がっている

9月13日（木）に英国ロイヤルリバプールGCで開幕を迎える海外メジャー最終戦「全英リコー女子オープン」。その最終エントリーが14日に迫り、国内女子ツアーの賞金ランキング上位5名（「サマンサタバサレディース」終了時点）に付与される出場者がいよいよ固まりつつある。

今年は、開催前週に「日本女子プロ」（9月6日～）、さらに当週は「マンシングウェアレディース東海クラシック」（9月14日～）、翌週に「ミヤギテレビ杯ダンロップ女子ゴルフトーナメント」（9月21日～）と国内ツアーの過密時期と重なり、出場辞退する選手が続出。上位5名に与えられるはずの出場資格はどんどん下位へと降りてゆき、8月9日時点で同17位の大江香織、同18位の木戸愛、同20位の一ノ瀬優希が正式にエントリーを済ませた。さらに、まだエントリーはしていないながらも、同じく出場資格を得た同14位の若林舞衣子、同22位の原江里菜は、いずれも出場へ前向きな姿勢を示している。

14日までに出場辞退を翻す選手が出なければ、上記5人の全員が海外メジャー初出場を果たすことになる。5人目に滑り込んだ原は「まだエントリーはしていないけど、絶対に出ます。（日本の）日程を含めるとキツイですが、チャンスだとは思うしマイナスになることも無いと思う。無理をしてでも出たい」と、その目は早くも初めての「全英」を見据えていた。（長野県軽井沢町／塚田達也）