申智愛は上がり2ホールのミスで自滅
2012/04/08 16:31
国内女子ツアー「スタジオアリス女子オープン」の2日目に6アンダー単独首位に立った韓国の申智愛は、2年ぶりの優勝に向けて最終日もスコアを伸ばしていった。7番パー3でこの日2つ目のバーディを奪った申は、2位の佐伯三貴に4打差のリードを奪った。
後半に入っても申のゴルフは安定し、16番で佐伯がバーディを奪っても3打差。ところが、17番で3打目のアプローチがグリーンに乗らずミスをすると、4打目もロブショットでピンを狙ったが3打目と同じようにミス。5打目でピンに寄せたがこのホールをダブルボギーにしてしまった。
そして最終18番、2打目はグリーンをオーバーし、返しのアプローチもピンを1.5mオーバー。先に佐伯がバーディパットを決めて、入れなければプレーオフ進出を逃すという場面に、申のパットはカップの左をすり抜けて逆転優勝を許してしまった。
「楽しい試合でした」笑顔でクラブハウスに引き上げた申。「今日は出だしが良かったし、一生懸命ゴルフをしようとしたけど、後半は集中力が切れて残念でした。佐伯選手は良いプレーをしていたので、彼女に拍手を送りたい」と、負けはしたが勝者を讃えた。
17番、18番の内容には「17番のアプローチはロブでしか打てない状況だったのでしょうがないです。18番のアプローチも良かったと思うし、最後のパットもプレッシャーはあったけど、タッチも良かったし自分のプレーに悔いはないです」と、冷静に振り返る。
申は次週を休養にあて、再来週はハワイで開催される米ツアーに出場。そして、日本に再来日し、2試合に出場する予定を立てている。(兵庫県三木市/本橋英治)