馬場ゆかり「18番は私にもさくらちゃんにも難しい」
「伊藤園レディスゴルフトーナメント」の2日目、「疲れが残っていたので・・・」という馬場ゆかりは前半にスコアを伸ばせなかったが、後半に6つのバーディを量産させた。そして最終日はスタートから2連続ボギーをたたき、3アンダーまで後退するが、その後4つのバーディを奪い再び優勝争いに名乗りを上げた。
ところが、後半に入ると10番でティショットを左に曲げてボギー、12番パー3でもボギーをたたき再び失速。それでも「前日の良いイメージが残っているので」という馬場は、13番から怒涛の4連続バーディを奪い、首位と1打差まで再浮上してきた。
17番パー3は1オンに成功するも10mのバーディパットは決まらず。最終18番は2打目でグリーンを捉えることができず、決めればプレーオフ進出というアプローチもカップには届かず通算9アンダーの単独2位に終わった。
「今日はボギーが先行する中で、バーディを奪い返すことも出来たので、やっていて楽しかったです。反省点もたくさんあるけれど、いろんな意味で収穫になった1日でした」と振り返る。
そして、後半の連続バーディ後にパーに終わった上がり2ホールについて「17番、18番は私とか(横峯)さくらちゃんのようなフェードヒッターにはとても難しいピン位置でした」と、馬場がラウンドした最終組の1つ前で、18番の2打目を池に入れてしまった横峯に同情する。この2ホールは共にグリーンの左サイドが池になっていて、毎年恒例だが、池の近くにカップが切られるため、フェード系の選手は池の上からグリーン方向に戻すショットが要求される。
「私はグリーンの右方向にふかさないように打ったけど、チャンスにつけることは難しいですよね。それでも良いパーセーブが出来ました」と優勝には届かなかったが、馬場なりに精一杯のゴルフをしたという。
現在賞金ランキング5位の馬場は、この大会で優勝を果たしていれば、次週以降も逆転賞金女王の可能性を少しだけ残していた。しかし、今回の結果、首位のアン・ソンジュ(韓国)との差が、4300万円以上開いてしまったために不可能となった。(千葉県長生郡/本橋英治)