藍、屈辱の最下位転落
2011/11/05 18:13
スコアの伸ばし合いとなっている「ミズノクラシック」だが、宮里藍はどうもかみ合わないようだ。10番スタートの2日目、11番(パー3)でアプローチをミスしてボギーとすると、13番(パー5)でバーディを奪うも、直後の14番で2打目をグリーン奥にこぼして再びボギー。その後もスコアを伸ばせずに「75」で回り、通算4オーバーはついに最下位へと転落してしまった。
「ほんと相性悪いな、このコース・・・」。ホールアウトした宮里からは、思わず不満が口をついた。「内容は本当に悪くないのですが、パットがカップに蹴られたり、ふちで止まったり・・・。なかなか手ごわいなという感じのラウンドでした」。
かみ合わない時はこういうものなのか。昨日はつかまり気味だったアイアンショットが、今日は右へとすっぽ抜けることが多かった。それにグリーンエッジに砂が多く、「(グリーンと比べて)止まり方が違う」と、特に宮里のようなドローヒッターにとっては、微妙な距離の誤差が大きな違いを生んでしまうコース特性も、悪い方へと働いた。
「どうやったら9アンダーが出るのか、(横峯さくらに)ちょっと教えてもらおうかなぁ」と、白旗ムードも漂わせる。明日はインスタートの最終組。優勝争いの真裏から、ひっそりとスタートする。(三重県志摩市/今岡涼太)