美香は後半に失速「悔いが残る」
2011/10/30 19:49
森永高滝CCで開催された「樋口久子 森永製菓ウイダーレディス」最終日。自身初のホステスプロとして臨む宮里美香は、「6つ伸ばせばいけると思っていた」と、3打差からの逆転勝利に向けてのスタート。しかし、好調なショットをバーディ量産へと繋げられず、2バーディ、2ボギーと伸び悩み、通算3アンダーの6位タイで3日間の戦いを終えた。
前半の6番(パー5)でバーディを先行させ「もうちょっといけると思った」と追い上げムードに乗りかける。しかし、勝負のサンデーバックナインで早々に勢いが削がれてしまう。13番パー3のティショットをピンそば2mにつけるが、「引っ掛けてしまった」と絶好のチャンスを逃す。「あの時に決められていたら流れが変わっていたかも」。その後は14番、16番とボギーを重ね、優勝争いから完全に脱落。「後半は悔いが残ります」と表情を曇らせた。
それでも、大勢のギャラリーが待ち受ける最終18番(パー5)では、2.5mを沈めるバーディフィニッシュ。「キャディと、最後を獲って3(アンダー)であがろうと話していた。有言実行ができて良かったです」とガッツポーズを見せ、笑顔で最終ホールを締めくくった。来週は、日米ツアー共催競技の「ミズノクラシック」に出場。「私にとって、今年日本でやる最後の試合。アメリカツアーでもあるし、上を目指したい。コースも知っているので、積極的にいきたいですね」と気持ちを切り替え、次なる戦いを見据えた。(千葉県市原市/塚田達也)