2011年 樋口久子 森永製菓ウイダーレディス

惜敗の馬場、チャンスを逃し続け「本当に悔しい」

2011/10/30 19:33
本戦の18番でバーディパットを外し優勝を決められず。悔しい惜敗を喫した馬場ゆかり

森永高滝CCで開催された「樋口久子 森永製菓ウイダーレディス」最終日。首位を1打差で追う馬場ゆかりは、14番までに3つのバーディを重ね、通算8アンダーでトーナメントリーダーに立ち、今季2勝目は目前に迫っていた。

しかし、15番で5mのパーパットを外してボギーを叩き有村智恵に並ばれると、最終18番(パー5)ではピン手前4mのバーディチャンスを逃し、決着はプレーオフへ。追いつかれた立場の馬場に、再び流れが傾くことは無かった。同じ18番で実施された1ホール目、2.5mのバーディパットは惜しくもカップを逸れると、2ホール目でも7mのバーディパットがカップに蹴られる。有村が2mのバーディパットを沈め、勝利を目前にして力尽きた。

「プレーオフの1回目も2回目も完璧に打てたパットだった。悔いはありません」と口にした直後、「・・・でも悔しいですね。本当に悔しい」と唇を噛む馬場。「今日はパットに自信があったし、勝ちたい気持ちは強かった。でも、これも運ですね。しょうがないです」と、沸々と湧く悔しさを鎮めるように、自らに言い聞かせた。(千葉県市原市/塚田達也)

2011年 樋口久子 森永製菓ウイダーレディス