古閑、関西の現役ラストゲームに臨む
2011/10/20 19:29
03年から開催されている「マスターズGCレディース」において、唯一2勝を挙げているのが06年、07年と連覇を遂げている古閑美保。相性抜群の舞台、09年に左手首を痛めてから不振が続いている今でも、やはり古閑には多くの注目が注がれるはず。加えて今年は、今季限りで引退を表明した古閑にとって関西地方でのラストゲーム。現役最後の姿を見ようと、多くのギャラリーが古閑の後に続くことが予想される。
そんな今週を「すごく楽しみ」と心待ちにする古閑。その理由の1つが、今週から新しく使用する最新モデルのドライバーだ。「私は(アドレス時に)クラブの座りが良くないとダメ。私はクラブをほとんど褒めないけど、これはスッと入れましたね。今までより5~10ヤードは飛んでいるし、方向性もいい」と言葉も弾む。
2週間後の「ミズノクラシック」出場権を逃し、今シーズンは今週を含めて残り5試合に迫った。最終戦「LPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ」の出場権(直近までに優勝するか、賞金ランク25位以内に入ることが条件)を逃せば、残りは4試合となる。「現実を見ないといけないけど、もちろん最終戦には出たい。出られる試合には全部出たい」。シーズン半ばでの引退宣言は、ファンへの気持ちを考慮してのもの。少しでも長くファンにプレーを見てもらいたいとの想いを胸に、最後まで全力プレーを貫く。(兵庫県三木市/塚田達也)