森田理香子はミスショット2発に泣く
2011/10/16 18:51
国内女子ツアー「富士通レディース」最終日は、朝のうちは前日から残る雨、そして強風が続いたが、最終日がスタートするころには青空が広がり風も穏やかになった。最終組の5組前、時間にして50分前にスタートした森田理香子は、序盤の4ホールを強風に耐えてパーセーブを繰り返した。
多くの選手が苦戦した5番でバーディを先行させた森田は、8番パー3でもバーディ。後半に入ると10番(パー5)、12番、13番(パー3)とバーディを積み重ね、首位に1打差の通算6アンダーまで駆け上がってきた。
上位選手がスコアを伸ばせず苦戦する中での5バーディで、このまま首位に並ぶ勢いだったが、14番でティショットを右に曲げてしまいボギーをたたいてしまった。続く15番はパーセーブできたが、515ヤードの16番(パー5)で今度は大きく左に曲げて斜面の深いラフに捕まってしまう。2打目はスイングこそ出来る状況だったが、思ったほどボールは飛ばずに再び深いラフ。スコアを伸ばしたい終盤のパー5でボギーをたたき、優勝争いから脱落してしまった。
「14番でティショットを右に曲げてしまったので、16番はそれを意識しすぎてしまいました」と反省する森田。今大会は通算4アンダーの6位タイに終わったが、爆発力をもっている森田は、首位と5打差で最終日を迎えてもドキドキさせてくれる楽しみな選手だ。(千葉県千葉市/本橋英治)