2011年 SANKYOレディースオープン

古閑、引退を惜しむファンの声に「有難かった」

2011/10/07 18:32
弾ける笑顔も古閑美保の“らしさ”の1つ。最後までファンの期待に応えるプレーを貫く

先週の引退表明から初めての出場となる「SANKYOレディース」初日を迎えた古閑美保は、「久しぶりのラウンドだったし、前半は(調子が)掴めなかった」と、アウトの前半で1バーディ、4ボギーと苦しい立ち上がり。後半はイーブンでまとめたものの、この日2バーディ、5ボギーの「75」で終え、3オーバーの54位タイと出遅れる結果となった。

「最初から3パットをしてヤバイ、と思った」と、ボギー発進により序盤からリズムを作れず。その後も「今日は風が強くて、読みが悪い方向にいってしまった」と日中を通して吹いた強風にも翻弄され、スコアメイクもままならなかった。

その中にあり、ギャラリーから聞こえてくる「残念だなあ」という引退を惜しむ声を聞き、「そう思ってもらって有難かった」と、改めてファンの有難みを実感。「体が持てばいい、っていう思いが一番だけど、その中で諦めずにやるだけ。頑張ります」。明日以降も後に続くファンの期待に応えるべく、最後まで全力プレーを続ける。(群馬県高崎市/塚田達也)

2011年 SANKYOレディースオープン