藍、さらなる支援へ「ゴルフを通じて何かをやりたい」
2011/09/25 16:59
「ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープン」最終日、宮里藍は3バーディ4ボギーの「73」とスコアを伸ばせず、3日間トータルで通算2オーバーの26位タイでフィニッシュ。「グリーン上でこてんぱんにやられました」と、苦笑いで振り返った。
それでも、「最後の最後、残り4ホールくらいでやっとイメージが出てきて、遅かったけど良いフィーリングを掴んだまま終われました」と、次週に向けて明るい材料も見つかった。「ゴルフの内容としては、まずまず。そこまで悪くはないです」と、結果以上の手応えも得た。
最終18番、大きな拍手と歓声で迎えられた宮里は、ホールアウトしてクラブハウスへ向かう道すがらにも、「ありがとう!」「ご苦労さま」と温かい言葉を掛けられた。震災後は義援金集めや寄付を行ってきた宮里だが、「長い時間を掛けて何ができるか、ちょっとだけヒントをもらえた気がしました」と新たな支援活動のイメージも浮かんだという。
「今年は経済的な部分だったけど、私にはゴルフしかないのでゴルフを通じて何かをやりたいと思います」。具体的な説明は避けたが、被災地支援への想いを一層強くした一週間となったようだ。(宮城県利府町/今岡涼太)