プロデビュー戦を制した野村敏京「やっと、さくらさんと回れる!」
2011/06/16 17:39
国内女子ツアー「ニチレイレディス」には、5月に「中京テレビ・ブリヂストンレディスオープン」で、プロデビュー戦にしてツアー初優勝を果たした野村敏京が出場する。先週は米ツアーに参戦していた野村は、今大会終了後すぐに再渡米し、「ウェグマンズLPGAチャンピオンシップ」への出場を予定している。
「スケジュールが空いていたので、日本の試合に出ることにしました」と話す野村は、度重なる長距離の移動も苦にならず、時差ぼけもないという。それよりも、国内ツアーで優勝を果たしたことで、念願が1つ叶うことになった。
それは横峯さくらとのラウンドだ。アマチュア時代もスケジュールが合えば、国内ツアーに出場してきた野村だが、いままで一度も横峯とラウンドしたことがないと話す。アマチュアとして推薦出場する野村にとって、人気実力ともにツアー屈指の横峯とは、予選ラウンドで同じ組み合わせになることが不可能に近かった。
ところが、5月の優勝で1年間のツアー出場権を掴むと共に、今大会から日本女子ゴルフ協会のTPD(トーナメント・プレーヤーズ・ディビジョン)登録を果たし、今大会ではプロアマ戦にも出場をした。そして、野村の念願が叶い横峯との予選ラウンド同組という権利も得た。
「まだ、挨拶をしたことしかないけど、一緒に回りたかったし、楽しみです」と笑顔で話す。ドライバー平均飛距離が270ヤードという野村と、横峯のドライバーショット対決も見どころの1つとなりそうだ。