ベストキャディに輝いた森本さん。英語もほとんど分からないというアン・ソンジュとのコミュニケーションのハンデも見事に乗り越えた。

国内女子ツアー最終戦「LPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ」の開催前、同ツアーで活躍するプロキャディを対象にアンケート調査を行い、今年のベストキャディを決定した。キャディさん達には、“女子ツアーで活躍するキャディの中で、自分以外で一番だと思う人”を選んでくれるように依頼。27名の投票により第1位に選ばれたのは、今年の賞金女王を決めたアン・ソンジュのバッグを担ぐ、森本真祐さんだった。

森本キャディのコメント
「今年は最高の1年でしたね。2002年に谷口（徹）さんで賞金王を獲ったのですが、今年は女子でソンジュに獲らせて貰って。以前、アメリカツアーのQTに（佐伯三貴と）行った時、ソンジュと一緒に回ってるんですが、うまいなーって思って。申智愛の再来というか、飛んで曲がらないしパターが上手いというのは知っていました。今年の前半はフリーでやっていたのですが、ソンジュがキャディを探しているのは知っていて、5月頃に声を掛けて貰って6月位からは全試合やらせて貰っています。そこそこ稼げるだろうという計算はあったのですが、ある意味ラッキーですね。尊敬するのは（ジャンボ尾崎のキャディを務める）佐野木さん。マネジメントと言うよりも、選手を盛り上げる言葉がうまいですね。僕は11勝なのですが、あの人の32勝を越えるというのが目標ですね」。

• 結果詳細はこちら 「LPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ」特集 キャディが選ぶMVP