アン・ソンジュ、11番で痛恨のトリプルボギー!
2010/11/13 18:57
国内女子ツアーの第32戦「伊藤園レディスゴルフトーナメント」で優勝し、現在2位につける横峯さくらが4位以下になれば韓国人選手として初の賞金女王となるアン・ソンジュ。初日は1アンダーの6位タイとまずまずのスタートを切るが、2日目にスコアを1つ落してイーブンパーの15位タイに後退してしまった。
スタートの1番で幸先の良いバーディを奪ったアンだが、3番パー5でボギーを叩き、続く4番でバーディを奪い返し2アンダーで前半を折り返した。そして迎えた11番、ティショットが右サイドに曲がり、ボールは斜面際に埋められた排水溝の中へ。
無罰で救済は受けられたが、残り90ヤードのグリーン方向には2本の木が立ちはだかった。「木と木の間を抜こうと思ったら、右の木に当たってしまいました」という2打目は無情にも右方向に跳ねてOBになってしまう。
このホールでトリプルボギーを叩いたアンは、その後チャンスを迎えられず苦しんだが、最終18番で10mのバーディパットをねじ込み、首位と7打差で最終日を迎えることになった。
「今日は守りのゴルフに入っていたから、明日は攻撃的な面と安全、安定したプレーを分けたい」と、最終日の戦略を打ち明ける。今季4勝を挙げて賞金女王獲得にひた走るアンが、最終日にどこまで追い上げてくるのかは、脅威でもあり楽しみでもある。