右に左に!それでもアンダーパーのアン・ソンジュ
2010/11/12 18:07
国内女子ツアー「伊藤園レディスゴルフトーナメント」の初日に、現在の賞金ランキング1位と2位が同組対決を行った。2位は日本の横峯さくら、そして現在1位で横峯に3900万円の差をつけているのが韓国のアン・ソンジュだ。
しかし、この日のアンはスタートホールからミスショットをするなど、完璧なゴルフとはいえなかった。1番のティショットは右サイドに曲がり斜面の中腹で、スタンスの取りにくい状態に。ところが、前方に空間があり、グリーンまでの距離をおおよそ測定すると、いとも簡単に2オンに成功する。
ピン奥6mのバーディパットは外れたが、ピンチから一瞬にしてチャンスに結びつける。2番パー3でボギーを叩いたが、5番パー5、そして8番でバーディを奪い1アンダーまでスコアを伸ばす。そして9番のティショットは、左に飛び出し左に曲がるゴルフ用語でいう「チーピン」が飛び出した。
2打目はグリーン方向を狙えず、フェアウェイに出すだけ。3打目は140ヤードほど残したが、このショットをピン左上2.5mにつけてパーセーブをした。これには、一緒にラウンドした横峯も「ボギーを叩かない人です」と唸るわけだ。
ミスショットをしてもスコアを崩さないアンは、初日1アンダーの6位タイ。首位とは4打差となっているが、残り2日間あるので逆転優勝も十分に狙える位置だ。