2010年 日本女子オープンゴルフ選手権競技

「日本女子オープン」に世界トップランカーたちが出場

2010/08/31 21:08
セッティングの難しさを強調していた、ディフェンディングチャンピオンの宋ボベ

9月30日(木)から4日間に渡り、茨城県にある大利根CCで開催される国内メジャー「日本女子オープンゴルフ選手権競技」。開幕が1ヶ月後に迫った31日(火)、ディフェンディングチャンピオンの宋ボベを招き、同コースで記者会見が開かれた。

会見前に視察ラウンドが行われたが、ボベは7ホール目で蜂に2箇所も刺され、大事をとってラウンドを終了。その中でも、「バーディを狙いたいと思えるホールが無かった」と、セッティングの難しさに苦笑していた。中でも強調していたのが、ラフに入った時の対応。他のコースと比べ「芝が本当に元気。ラフの強さが違く感じる。フェアウェイキープが一番大事だと思う」と警戒を深めていた。

そして、今年の出場選手で目を引くのは、主催するJGAの「ナショナルオープンとしての価値を高める」という観点から招かれた、世界ランク上位に名を連ねる海外勢だ。今シーズン、海外メジャー2勝を挙げた同ランク5位のヤニ・ツェン(台湾)を筆頭に、同ランク6位のチェ・ナヨン、同9位のキム・ソンヒー(ともに韓国)ら豪華な面々。ナショナルオープンのタイトル奪還を狙いたい日本勢にとっては、驚異的な存在だ。

さらに、同競技の価値向上を図り、今年より「チャンピオンディナー」が催される予定だという。開幕前に歴代の優勝者が集って催されるパーティで、前年度のチャンピオンがメニューを決めるというもの。「マスターズ」では恒例となっており、今年の国内男子メジャー「日本オープン」でも行われる予定だ。

宮里藍宮里美香上田桃子ら海外組も参戦を予定しており、今年は例年にも増して注目を集める大会となりそうだ。

2010年 日本女子オープンゴルフ選手権競技