有村、食事サポートの新体制でツアーに挑む！

昨シーズン5勝を挙げ賞金ランキング3位に入り、今季もすでに「スタジオアリス女子オープン」で1勝している有村智恵。今年4月に森永製菓株式会社による「栄養・トレーニング」サポートプロジェクトの発足を発表し、今週からはトーナメント会場にサポートカーを導入することになった。

車はいわゆるキャンピングカーで、有村自身がリース契約を結んだ。そして、そのサポートカーには、ウィダートレーニングラボ管理栄養士の山崎圭世子さんが常駐する。今週はテスト的な導入にはなるが、朝食と夕食、さらにラウンド中に摂れる軽食もこの車の中で準備するという。

さらに、この車には常時簡易ベッドが2台あり、中央にはテーブルと椅子があるが、レイアウトを変更することで最大8人分の寝台スペースが確保できる。有村は休憩するためのスペースとしても有効的に活用したいと話す。

「私は時間を気にして練習するのが嫌なので、よくみんなと食事に行きそびれるんです。そんなときは一人で食事しにいくのですが、一人だと行ける場所も限られるし、そこでストレスを溜めることにもなるので、今回の体制作りをお願いしました」と本音を漏らす。

これで、時間を気にすることなく練習に打ち込め、食事面の心配も要らなくなりそうだ。管理栄養士の山崎さんも「ツアーに帯同してサポートを行うことが初めてなので、どこまでできるかわかりませんが、できるだけのことをしたいと思います」と意欲的だ。

今季は賞金女王獲得を目指す有村にとっては、最高のサポート体制が整うことになる。いままで、夏場に食欲がでずに体調を壊した経験もあるが、これで万全の体制でシーズンを戦い抜き、目標に向かって突き進むことになる。