「歳も歳だしあと1つぐらい勝ちたい」36歳の金田久美子 プロアマ通算553試合で10年ぶり5度目の首位発進
◇国内女子◇北海道meijiカップ 初日(7日)◇札幌国際CC島松コース(北海道)◇6709yd(パー72)◇晴れ(観衆2722人)
無邪気に明るく、金田久美子が首位発進となった4アンダー「68」を振り返る。「パットが久しぶりに良くて(構える)向きとラインがピッタリと合って」。硬く小さめのグリーン。3ボギーは「多すぎ」と不満だが、バーディは1番で3mのフックライン、16番で3mの大きなスライスラインを決めるなど108選手で最多の7バーディを量産した。
パット数24は、荒木優奈と並ぶフィールド最少タイ。数年前からボールにマジックで線を入れて、打ち出しと合わせるようにしたり、足の裏で傾斜を感じるエイムポイントを試したり、ホテルや家でレーザーを使って正確なストロークを反復練習したり…。最近は眼球を動かす “目のトレーニング”にも精を出す。
「10年ぐらい前はそんなことしなくても(ラインが)見えていたんですけど、感覚と雰囲気だけでやっていたんで」。技術を理屈づける作業に取り組んできたが、この日は「何も意識せず、気持ち悪くなくスッと構えられました」と喜んだ。
首位発進は2016年「大東建託・いい部屋ネットレディス」以来10年ぶりだが、2週前の同大会でプロ転向後ツアー500試合を迎え、アマチュア時代の52試合を加えて計553試合目にして5度目になる。
「500試合って聞いて“あと何試合出られるかな?”とか考えました。歳も歳だし、引退するまでにあと1つぐらい勝ちたい…って、引退なんて考えてませんけど、そう思ったりします」。8月14日で37歳。ただ、プロ転向した2009年に47kgだった体重は約5年前から50kg超となり、現在は53kg前後をキープ。体力的な衰えは感じていない。「私、2日目がダメなんですよね」と苦笑いでネガティブ思考を口にしたが、訪れたツアー3勝目の好機を無駄にしたくない。(北海道北広島市/加藤裕一)
<金田久美子の首位発進>(※はアマチュア)
※2007年7月「ベルーナレディース」→4位
2011年10月「日本女子オープン」→43位
2013年6月「ニチレイレディス」→20位
2016年7月「大東建託・いい部屋ネットレディス」→4位
2026年8月「北海道meijiカップ」→?