カメラはいなかったけど…ルーキー鳥居さくらのプロ初イーグル 盟友Vが「いいガソリン」
◇国内女子◇明治安田レディスゴルフトーナメント 初日(16日)◇仙台クラシックGC (宮城)◇6692yd(パー72)◇晴れ(観衆1291人)
1つ伸ばして迎えた後半13番だった。ルーキー鳥居さくらが残り166ydから6Iで放った2打目はカップに消えた。プロになって初めてのイーグルを同組の神谷桃歌、吉崎マーナとハイタッチして喜んだ。
「ラインは良いところにいっていて、止まってくれたらいいなと思っていたけど、ボールが消えた。カメラがいたら良かったけど…。プロテストの時に決めた前のイーグルも6Iだった」。映像にも写真にも残らなくても、確かな手応えで勢いに乗って1イーグル3バーディ、1ボギーの4アンダー「68」で滑り出した。
今週はイ・ボミ(韓国)の賞金女王戴冠を支えた清水重憲キャディと初めてタッグを組んだ。「ランキングトップの選手でもパーオンは(1ラウンド平均)13回。『今週はパーオンを意識して頑張ろう』と話した。そこを意識したら、結構いい感じに回ることができた」。この日のパーオンは12回(66.67%)と目標には届かなかったものの、心掛けひとつで結果につながった手応えがある。
2週前の「資生堂・JALレディスオープン」では同期の倉林紅がプレーオフの末に初優勝を飾った。「紅ちゃん」「さくちん」と呼び合う仲で、盟友の歓喜は自分のことのようにうれしかった。「携帯で見ていて勝つ人のゴルフをしているなと思ったし、勉強になった。同期の優勝を見ることができたのは良いガソリン、エンジンをかけてくれた」と気合がにじむ。
刺激を受けつつ、大きな差を感じたのも事実だ。「自分がプレーオフに出ていたら、緊張してあんな堂々とゴルフできない。紅ちゃんも初めてのプレーオフなのに、緊張にのまれていない感じがすごいなと思った。そのプレースタイルも見習いたい」
ここまで9試合をプレーしてトップ10入りは1試合、予選落ちが4試合ある。メルセデスランキング76位から目線は高く持つ。「ルーキーイヤーで優勝したい。きょうのゴルフは忘れて、イチから目標を持って18ホールを回りきりたい」。まずは目の前の一打一打に集中する。(宮城県富谷市/玉木充)