「背中で語るタイプ」の青木瀬令奈が67の好発進 アマ後藤あいキャディと息ぴったり
◇国内女子◇宮里藍サントリーレディスオープンゴルフトーナメント 初日(11日)◇六甲国際ゴルフ倶楽部(兵庫)◇6619yd(パー72)◇晴れ(観衆3431人)
ショット前に口にする水筒の受け渡しも息ぴったり。青木瀬令奈はキャディと和気あいあいとした雰囲気でスコアを伸ばしていった。
後半8番で下り3mのストレートラインのチャンスを流し込み、この日6つ目のバーディ(1ボギー)を奪って「67」の好発進。2021年大会覇者は「頼もしい、コースを知り尽くしているキャディさんと力を合わせながら楽しいラウンドで、ストレスフリーで回れた」と開口一番で“相棒”に感謝した。
開幕前日に急きょキャディに起用したのは、アマチュアの後藤あいだった。普段バッグを託している大西翔太コーチが体調不良となり、食事をともにするなど親交のある後藤に声をかけた。
本大会のマンデートーナメント(主催者推薦選考会)突破に1打届かず、「見にいきます」と言っていた後輩を誘った形。後藤は会場の六甲国際ゴルフ倶楽部を練習拠点にしており、コースを知り尽くしている。もちろん、それ以上に何か得るものがあればという後輩を想ってのオファーだった。
ある意味、プレースタイルは対照的である。マネジメントや技術で勝負する青木に対し、後藤は260yd超えの飛距離を誇る飛ばし屋。青木は「背中で語るタイプなので、見て学ぶものがあればいいなと。終始、2人でマネジメントして考えて回っていた」と明かした。
後藤は次週に「日本女子アマチュア選手権」(16~19日、北海道ブルックスCC)を控えており、タッグは予選ラウンド限定となる。それでも「自分に足りないことを目の前で見せてくれた」と、17歳・後藤にとって何より学びになった。
青木にとっても後輩の存在が刺激になったはず。今季ここまでは実に4度の11位がベストフィニッシュ。「4回も…」と苦笑いするぶ厚いトップ10の壁を破るだけでなく、2023年以来の6勝目に向けて良い滑り出しになった。(神戸市北区/中村文香)