ロス帰りの桑木志帆が覚醒モード突入「完璧でした」 2枚目メジャー切符狙う
◇国内女子◇宮里藍サントリーレディスオープンゴルフトーナメント 初日(11日)◇六甲国際ゴルフ倶楽部(兵庫)◇6619yd(パー72)◇晴れ(観衆3431人)
虎視眈々と記録更新を狙っていた。最終9番、桑木志帆は9mのバーディパットを強気に打ち切った。これはカップをそれたものの、「64」は2度マーク(22年、23年)したツアー自己ベストに並ぶ快スコア。ボギーなしのラウンドでもあり、「完璧でした」と思わず笑みがこぼれた。
前週の海外メジャー「全米女子オープン」(カリフォルニア州リビエラCC)を終えてロサンゼルスから帰国したばかりとは思えぬキレのあるプレーだった。最終日を終えてあえて一睡もしない「オール」で時差調整をして帰国したが、開幕前日はやはりショットもパットも本調子とはいかなかったという。それでもトレーナーとともに、アドレス時の骨盤の開きや上半身の傾きなど、細部にわたって調整して迎えた初日だった。
実測148ydの前半11番(パー3)では7Iを手にピンを攻めて奥2.1mに運んだ一打から快進撃が始まる。ここから3連続バーディを奪うと、16番(パー3)からも3連続バーディとして昨年マークしたハーフベストに並ぶ「30」。本来のキレを取り戻したショットを武器に、後半も2つ伸ばして1差2位の好発進を決めた。
有言実行を再現したい。全米女子オープン出場当落線上の世界ランクで迎えた5月の「Sky RKBレディス」で、「優勝して(出場を)決める」と宣言して1年半ぶりの今季初勝利を挙げた。上位2人と大会終了後のメルセデスランク上位3人(ともに有資格者を除く)に海外メジャー「AIG女子オープン(全英女子)」(7月30日開幕/イングランド・ロイヤルリザム&セントアンズGC)の出場権が与えられる本大会も、「自分の手で決めたいので優勝したい」とやはり宣言している。
「(再現は)思っていなかったけれど、できたらいいな」。来季の米ツアー挑戦を見据える23歳にとって、より一層気合が入る4日間。国内ツアー直近4戦は全てトップ5入りしており、前週も畑岡奈紗の6位に次ぐ日本勢2番手の14位に入った。覚醒モードで全英切符&今季2勝目の両獲りを狙う。(神戸市北区/中村文香)