2026年 SkyRKBレディスクラシック

シーズン9勝の元女王はもがきながら前へ 7試合ぶり予選通過の稲見萌寧が見据える先

2026年 SkyRKBレディスクラシック 3日目 稲見萌寧
今季2度目の予選通過を果たしたが

国内女子◇Sky RKBレディスクラシック 最終日(17日)◇福岡雷山ゴルフ倶楽部(福岡)◇6490yd(パー72)◇晴れ(観衆3501人)

7試合ぶりの決勝ラウンドは“裏街道”だった。最終9番。稲見萌寧は3mのバーディパットがカップの左を抜けると、少しだけ視線を落とした。開幕戦「ダイキンオーキッドレディス」以来の予選通過も、「75」とスコアを落として通算イーブンパーの53位フィニッシュ。5シーズン前の女王はいま、何度目かのスイング改造に取り組んでいる。

「いまは仕切り直していろいろやっている最中。夏に向けてのリハビリという感じです」

2026年 SkyRKBレディスクラシック 3日目 稲見萌寧
ショットメーカーがスイングに悩み続ける

2020―21年シーズンに無双の9勝を挙げ、東京五輪では銀メダルも獲得した26歳は、23年の日米共催「TOTOジャパンクラシック」で優勝して24年には米ツアー参戦、25年からふたたび日本に軸足を戻した。

ツアーフル参戦1年目の19年、20-21年と80%近い数値でパーオン率1位に輝いたショットメーカーが何度もスイング改造に取り組みながら、昨季は0勝で年間ポイントランクがポイントシード圏外(50位まで)の85位に沈んだ。このオフには飛距離と精度の両立を求めて「バレルスイング」に挑戦したが、シーズンを「よく分からないまま」迎えてしまった。今季のパーオン率は50%(全体90位)。現在は、従来よりも高くなって「タイミングが完全にずれてしまった」というトップを低く戻す調整に懸命に励んでいる。

2026年 SkyRKBレディスクラシック 3日目 稲見萌寧
夏までには…の思いを胸に

当面のターゲットは8月14~16日開催の「NEC軽井沢72」に置く。同大会終了時のポイントランク30位までが、今は持っていない10月初旬の国内メジャー「日本女子オープン」出場資格になる。「我慢して修正して、夏までに少しずつ予選を通って上位に入っていけるように頑張りたい」。もう一度トロフィーを掲げるため、稲見はもがきながら前に進もうとしている。(福岡県糸島市/中村文香)

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