2026年 ワールドレディスチャンピオンシップサロンパスカップ

エース&イーグルの究極チャージ 鈴木愛「自分も誰も思ってなかった」2位

2026年 ワールドレディスチャンピオンシップサロンパスカップ 最終日 鈴木愛
ウルトラチャージで2位フィニッシュの鈴木愛

◇国内女子メジャー◇ワールドレディスチャンピオンシップ サロンパスカップ 最終日(10日)◇茨城ゴルフ倶楽部西コース(茨城)◇6718yd(パー72)◇晴れ(観衆7828人)

サンデーバックナインでホールインワン、イーグルを奪うウルトラ・チャージで、鈴木愛が2位フィニッシュした。2014年、16年「日本女子プロ選手権」、昨年「JLPGAツアー選手権リコーカップ」に続く国内メジャー制覇、ツアー史上11人目の3冠達成こそ逃したが、ツアー通算22勝の実力者が存在感を見せつけた。

最初の見せ場は、98ydのツアー史上最短パー3として注目された15番だ。実測89ydで池越えの手前7ydに切られた右ピンに対し、50度のウェッジで放った一撃が手前約5yd地点にキャリー、3バウンドしてカップに消えた。「ちょっと奥めからバックスピンで戻すイメージだったんですが、いいところに落ちて、ポンポンと行って、ボールが消えて“キャー!”でした」。ティイングエリアで飛び上がって喜んだ興奮を思い出すように、声を弾ませて振り返った。

2026年 ワールドレディスチャンピオンシップサロンパスカップ 最終日 鈴木愛
15番エース、17番イーグルの離れ業

16番をボギーとし、次の見せ場は17番(パー5)。残り240ydから3Wで2オンさせ、ほぼストレートラインの15mをジャストインでたたき込んだ。「2打目のライがめちゃくちゃ良くて(着弾時に)うまくキックしてくれた。ラッキーが続きました」。ちなみに15番には「ホールインワン賞200万円」が“達成者全員による均等割り”でかかっていたが他に誰もおらず総取り。17番には「イーグル賞100万円」がかかっていて、こちらは常文恵工藤遥加と3分割。しめて「233万円」をゲットし「おいしいものを食べます」と笑いが止まらなかった。

2026年 ワールドレディスチャンピオンシップサロンパスカップ 最終日
チップインバーディで決勝R滑り込みからの大反撃

鈴木は予選ラウンド2日目の最終ホールでチップインバーディを決め、カットライン上の通算6オーバー53位で決勝に進んでいた。最終日は首位と6打差11位から、最終組の5組前でスタート。2イーグル3バーディ、2ボギーの「67」をマークし、通算3オーバーでホールアウトした時点で、優勝した河本結、3位に終わった荒木優奈と首位で並んでいた。“先上がりV”やプレーオフを逃した形になったが、そこはあまり気にしていない。

2026年 ワールドレディスチャンピオンシップサロンパスカップ 最終日 鈴木愛
「正直、2位まで来られるとは思わなかった」

「スタート前はトップと離れていたし優勝争いの意識は全くなかったです。ホールアウトした時も…。(最終組ホールアウトまで)1時間ほど待っていて、プレーオフはイヤだったし、モヤモヤして“早く帰りたい”と思ってました」。決勝ラウンド進出時53位だった鈴木が優勝していたら、4日間競技のツアー史上最大差逆転劇だったが「正直、ここまで来られるなんて、自分も誰も思ってなかったはずですし」。好感触を今後につなげたい思いを胸に、上機嫌でコースを後にした。(茨城県つくばみらい市/加藤裕一)

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