2026年 台湾ホンハイレディース

羽全開のクジャクを背にドライバーショット 仰天の佐久間朱莉は「きれいだけど怖かった」

2026/03/12 18:00
クジャクと接近遭遇した佐久間朱莉

◇日台女子ツアー共催◇台湾ホンハイレディース 初日(12日)◇オリエントG&CC(台湾)◇6720yd(パー72)◇晴れ時々曇り(観衆1340人)

1980年「日豪親善ゴルフマッチ」(オーストラリア)以来46年ぶりの海外開催はいつもの国内競技と違いは多々ある。佐久間朱莉は日本ではありえない事態に遭遇した。

15番ティイングエリア。アドレスに入った佐久間から数mの場所にクジャクがいた。全開にした羽をバサバサさせて…。「もう“鳴くなよ”って感じで。圧ありました。きれいだけど、怖かった」。そんな世にも不思議な状況で放った1Wショットはフェアウェイへ。351ydと短い“チャンスホール”でウェッジショットをピン手前1mにつけてバーディを奪った。

15番ティで羽を広げるクジャク

オリエントG&CCでは最初に飼ったつがいのクジャクが繁殖し、今では100羽前後に増えた。15番ティ裏には巣らしきものがあり、佐久間が見た1羽の背後にはさらに7、8羽も潜んでいた。クジャクはよく鳴く。コースの随所で「クエッ!クエッ!」と通りのいい?鳴き声が響き渡る。もし、スイングの切り返しのタイミングなんかで「クエッ!」とやられたら…。佐久間は「気になると思う。ギャラリーさんのたてる音よりインパクトありますから」と苦笑いで振り返るが、幸い15番では鳴かれなかった。

3パットの危機も乗り越えた

日本と違う経験はクジャクだけではない。傾斜が強く、アンジュレーションが複雑なグリーンで我慢した。「乗る場所によって、うまく打っても(次が)2、3mは残る」。後半5番(パー5)では手前15mから上りのバーディトライをいいタッチで打ったのに、カップ付近から右への傾斜に2mもっていかれた。そんなパーを何度も重ねて、2バーディ、1ボギー「71」で乗り切った。

「調子が悪くない状態で入れましたけど、風も吹いたし、アンダーで回れたのは良かったです」。国内女子ツアー初の開幕2連勝へ。グリーン、風、そしてクジャク。いろんな困難と戦う4日間が始まった。(台湾・桃園市/加藤裕一)

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